~顎関節脱臼(習慣性)~
62歳 男性 就寝中、夜中にあくびをした際に顎がはずれる。
夜中ではあったが、過去にも脱臼して当院を受診しているため電話をしてから来院。
来院時、口が閉じれない為にタオルを口に当てた状態でした。
患者さんの希望で口内法で整復(元に戻す)しました。
習慣性の状態なので、すぐに入りました。
慣れておられるので、簡単な注意事項をお伝えして帰宅されました。
~発生機序~
顎関節脱臼は①口を大きく開けすぎた際や②格闘技等で口が開いた状態で打撃などの外力を受けた際に発症します。
~症状~
脱臼すると口が閉じれないため唾液が出て、話すことが出来ません。
①あくびではずれた場合、骨折の合併はほとんどないのでレントゲン撮影をする必要がありませんが、②外力を受けた際の脱臼は骨折の疑いがあるため病院を受診してください。